まぶしく感じる

まぶしく感じる

まぶしく感じる直射日光など強い光を目にするとまぶしく感じます。ただし、眼科疾患が原因になってまぶしさを感じやすくなっていることもあります。また生活習慣が原因になってまぶしさに過敏になっている場合は、目に負荷がかかっているサインとして現れていることがあります。眼科疾患が原因の場合は早急な眼科受診が必要で、生活習慣によるサインの場合は適切なセルフケアや眼科受診で改善が可能です。
下記のようなまぶしさの症状がある場合、進行して日常生活に大きな支障を及ぼす可能性がありますので、眼科を受診して原因を確かめてもらいましょう。

こんな症状はありませんか?

  • 日光や夜間の光を以前よりまぶしく感じる
  • 快晴の日に戸外に出ると目がくらんでしばらく何も見えなくなる
  • それほど強い光ではないのに異様にまぶしく感じる
  • まぶしくて視界がぼやける
  • 強い光で涙が出る

など

まぶしさの症状を起こす病気

白内障

目の中でレンズのような役割を果たしている透明な水晶体が濁る疾患で、主な症状は視力低下やかすみ目ですが、まぶしさを強く感じる症状を起こすこともよくあります。加齢によって発症することが多く、毎年100万人以上が白内障の手術を受けているほどよくある病気です。
ゆっくり進行して手術によって回復が可能ですが、同様の症状で深刻なダメージを残す疾患もあります。急激に進行する場合もありますので、症状に気づいたら早めに眼科を受診してください。

白内障について

ドライアイ

ドライアイは様々な要因により涙が不安定になり、角膜が乾燥し目の表面に傷がついてしまう病気になります。主な症状には、乾いた感じがする、疲れやすい、目が重い感じがするといったものがあります。ドライアイを放置すると、傷から細菌が入りこんで目全体が感染したり、傷が深くなり視力低下する恐れがあります。症状に気が付いたらお早めにご相談ください。

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睫毛乱生・内反

いわゆる逆さ睫毛など睫毛の生える向きの問題で目の組織が傷ついて症状を起こします。まぶしさを強く感じる、異物感、痛み、かゆみ、充血などの症状を起こし、涙が出やすくなる場合もあります。抜いても同じ向きに生えて繰り返して眼科疾患の発症リスクが高くなるため、気づいたら当院までご相談ください。

角膜炎・結膜炎

どちらも目の炎症で、黒目の表面である角膜に起こるのが角膜炎、白目の結膜部分に起こるのが結膜炎です。まぶしさ、痛み、かゆみ、異物感、充血、涙が増えるといった症状を起こします。角膜炎は視力低下を残す可能性がありますので、しっかり治るまで治療を受けてください。

ぶどう膜炎

眼球壁の中層の総称がぶどう膜で、虹彩・毛様体・脈絡膜を含みます。ぶどう膜に炎症を起こすとまぶしさ、痛み、充血などを起こします。原因が多岐に渡り、長期間の治療が必要なことが多く、再発を繰り返して視力障害につながる合併症を起こすことがあるため注意が必要です。

片頭痛

目の疾患以外でもまぶしさを感じるケースがあり、その代表が片頭痛です。弱い光でもまぶしく苦痛に感じることがあり、ズキズキ脈打つような強い頭痛を起こします。頭痛外来を受診して適切な治療を受けることで、症状の改善が期待できます。

受診の目安

まぶしさを急に強く感じるようになった、弱い光でもまぶしく感じる状態が続く、痛みなど他にも症状がある場合には、眼科を受診してください。
受診の際には、まぶしさの症状が起こり始めた時期や内容を伝えると診断がつきやすいため、受診前にそうしたことをメモしておくと有効です。

まぶしさの症状を起こす生活習慣と対処法

以前よりまぶしく感じる、まぶしいと涙が出るなど、まぶしさを感じやすくなっている場合、生活習慣に原因が隠れている場合があります。対処法や予防法を覚えることで、不快なまぶしさを抑えることもできます。また、まぶしさに過敏になるのは、目が疲れているなどオーバーワークを知らせる信号として現れることもあります。しっかり目を休めてケアしてあげましょう。

不適切なコンタクトレンズの使用

コンタクトレンズを長年使ううちにどうしても自己流な部分が出てきやすく、使用やケアが適切ではなくなってしまっている場合があります。こうしたことでまぶしさを感じやすくなるなどの症状を起こすことがあります。
コンタクトレンズを使用する際には、装用時間や期間を守り、正しい洗浄方法でしっかりケアしましょう。

湿度の不足

室内の湿度が低いと目が乾きやすくなって、それが原因でまぶしさを過敏に感じることがあります。加湿器などを使って室内の湿度を適切にコントロールしてください。また、顔にエアコンの風などが直接当たらないようにしてください。特にコンタクトレンズを使っていると目が乾きやすいため注意が必要です。

パソコン・スマートフォン・タブレットの長時間使用

こうした画面を長時間見ていると、無意識にまばたきが減って目が乾燥しやすくなります。眼精疲労やVDT症候群(IT眼症・テクノストレス眼症)などまで進行させてしまうと、全身にも症状が現れます。こまめに休憩して目を休ませ、目の周囲を温めて血流を改善させてください。また、画面の位置や角度、照明の映り込み、目との距離や高さなど環境を改善することも症状改善につながります。

睡眠と休息

睡眠や休息が充分ではないと、まぶしさを強く感じやすい傾向があります。ストレスを軽減するためにも睡眠や休息をしっかりとってください。

日常的な原因によってまぶしさを感じやすくなっていると考えられる場合でも、対策を行って充分な改善効果が得られない場合には、早めに眼科を受診しましょう。

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